東風谷早苗が呪いのセーラー服に身体を乗っ取られた!!
2009年 08月 26日
本当に中身が別人になってるんじゃないかという妄想をしています。
巫女とか、神様に関わっているような霊的能力の高い人物って、実体を持たない霊とかからは波長が合いやすいとかいう理由でよく身体を乗っ取られたりするじゃないですか。
あと、服とか装飾品に魂が宿っていて、それらを身につけた者は身体を乗っ取られる、というのも憑依・乗っ取り系ではよくあるパターン。
というわけであのセーラー服は早苗さんの自前じゃなくてどこからかもらうか買うかして手に入れて着てみたけど実はそれは邪悪な魂が宿っている呪いのセーラー服で、セーラー服を着た瞬間早苗は身体を乗っ取られてしまう。その結果、あの冷めた目つきの「まるで別人のような早苗」になった。
というのはいかがでしょうか。中身が別人だと考えるとすごく楽しい。
東風谷早苗が呪いのセーラー服に身体を乗っ取られた!!
なにげなく香霖堂を訪れた東風谷早苗。
そこで早苗は一着のセーラー服を発見する。新品ではなく中古のようだ。霖之助曰く、これも外界から流れてきたものらしい。
そのセーラー服はかつて早苗が外界に居たときに着ていた自分の制服とかなり似ていた。外界に関する思いは断ち切ったつもりだが、懐かしい思いにも勝てず、思わず早苗はそのセーラー服を購入する。
守矢神社に帰った早苗はさっそくセーラー服を着てみた。
姿見に制服姿の自分を映して、かつて外の世界で高校生だった頃に思いを馳せる。
しかしそのとき異変が起こった。
目を見開き、苦しげな声をあげる早苗。一際大きな叫び声をあげると、そのままばったりと倒れてしまう。しばらくして目を覚まし、何事もないようにまた立ち上がる早苗。しかし彼女の目つきは以前の彼女とは違い、虚ろで光りのない冷たい目つきになっていた。
実はこのセーラー服は呪いのセーラー服で、かつてこのセーラー服を着ていた女子高生は、つきあっていた彼氏に騙され、惨殺されてしまう。しかし女子高生の無念の思いはなくならず、彼女の魂はセーラー服にそのまま宿ってしまう。やがて年月が経ち、セーラー服は幻想郷にたどり着いた。
このセーラー服は着た者の身体を乗っ取ってしまう力を秘めていた。かつて自分を殺した憎い男に復讐するために。
「これが私の新しい身体ね。驚いた、なんて美人なのかしら。蛇や蛙の髪飾りをつけている変な趣味はよくわからないけど、気に入ったわ、この身体。ふふ、今度こそ、私を殺したあの男を探し出して復讐してやる……」
鏡に映った自分の姿をみつめながら、早苗は冷酷な微笑を浮かべていた。
早苗はセーラー服姿のまま台所へ行き、一番大きな包丁を手にとってそのまま神社を出て、里へと降りていった。
というストーリーを思いつきました。いつか改めてちゃんとした文章にしてみたいです。
by tohotoho2 | 2009-08-26 07:30 | 東方入れ替わり小説