『追憶に涙を 未来に幸を』
2010年 08月 15日
『追憶に涙を 未来に幸を』
「悠久機関車」
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作者の「十夜」氏のサイトはこちら。
同人誌の感想は下↓に。
感想。
好きな作家さんなのと、表紙絵の導師服紫に惹かれて購入しました。
あらすじ。
過去に人間の幽々子が目の前で亡くなるのを体験している紫。
紫は生前に幽々子によく膝枕をしてもらっていた。
そのためか、膝枕を見ると幽々子との悲しい別れを思い出してしまう紫。
そして現在。博麗神社に遊びにきているレミリアは咲夜に膝枕してもらい、眠っていた。
その姿を見て激しくいらつく紫。
咲夜に喧嘩をふっかける紫、主を守るためその喧嘩を買う咲夜。
始まる戦い。
人間と妖怪は仲良くなってもいずれ別れが待っている、と事実を告げる紫。
そこへ割って入るレミリア。
お互い大切なパートナーとなっているレミリアと咲夜を見て、矛を収める紫。
事態は収束。
咲夜とレミリアは改めてお互いの絆を確認。
紫は、過去にとらわれず、現在のパートナー・霊夢とよりよい関係を築こうとしていた。
というお話。
うーん、テーマは「過去にばかりとらわれず、未来に目を向けて生きよう」ということかな?
作者様の意図を取り違えていたらすみません(汗)。
後書きでも書かれているけど、紫がやたら怒りっぽいね。ここまで相手の言動とかにいちいち反応してつっかかる紫って初めて見る気がする。
それだけ、生前の幽々子との思い出が大切ということでしょうね。
ところで、亡霊の幽々子が出てこないけど、この話では幽々子は人間のまま死んで、亡霊にはならなかった設定なのかな?
それとも、ただ単に今回の話に幽々子が出てこなかっただけかな。
紫相手でも全く臆することなく啖呵を切る咲夜さんかっこいい!
レミリアは起きていたけど、ギリギリまで出ていかなかったのは、咲夜の思いを大切にしたかったからなのかな。
紫の服、袖から腕にかけてがアレンジされていますね。
袖が半袖になっていて、腕には長手袋をはめている。本体は導師服、腕だけドレス姿のほう、という印象。
元の導師服は袖が広くて手がちょっと隠れるようになっています。
今回、紫は茶の入ったコップを持っていてそれをスッパリ切断される、という「手の演技」をするシーンがあります。「手の演技」をしっかり見せる必要があるから、手が隠れるようないつもの袖のデザインでは不都合だから、今回のような半袖と長手袋を合わせたデザインに変更したのかな。
ブーツのデザインが好き。紫の導師服に皮のブーツってすごく合うと思うのですよ。もっとブーツ履いていると分かるシーンが見たかったほど。
紫と咲夜の対決。たしかに、なかなか珍しい組み合わせですね。
妖怪っぽい怖い顔もみせるゆかりんが良かったです。
by tohotoho2 | 2010-08-15 07:32 | 東方同人誌