東方夜伽話 第八回東方ねちょSSこんぺ 「深山咲」様 『誰そ彼の虹を抱き』
2010年 08月 27日
第八回東方ねちょSSこんぺ
『誰そ彼の虹を抱き』
「深山咲」様
寅丸星とナズーリンがメイン。
感想は下↓に。
感想。
ねちょこんぺのほうに直接点数付けとコメントさせていただいていますが、点数付け直したいです(汗)。
感想期間終了直前に、さらっと流し読みした程度だったので、あまり内容を理解していませんでした、すみません。
改めて読み直してみると……うわぁ!素晴らしい!!
これは切なすぎる……!
でも最後はハッピーエンド。ほっとしました。
ナズーリンは実はかなりの実力者、というのは二次創作ではよく見たりしますが、ここまで高い実力をもっているナズーリンは今までなかったと思います。
監視のための力とはいえ、毘沙門天の弟子の寅丸を遙かに上回るその力。前半部の、やや横柄な態度のナズーリンは、やや高飛車な態度すぎると思ったりもしたけど、寅丸と交流していくうちに、だんだんと内心、変化していっていたのですね。
途中の、衝撃のナズーリンの記憶喪失。
しかしこれにはかなりの重大な秘密が……!
まさか自分の全てを寅丸に与えていたとは!!
真実が書かれた手紙を読んでいるシーンは目頭が熱くなりました。これこそが……いつわりのない真実の愛!!
圧倒的すぎる。このストーリーを考えついたというだけで凄いと思う。
途中、星蓮船本編のストーリーが絡んでくる部分がありますね。
宝塔を無くした理由が、寅丸に実力がありすぎたため、という解釈が新鮮で、新しすぎて驚きました。
宝塔を無くしたというのは、どう考えても寅丸の評価を落とす原因でしかなかったから。
宝塔をなくした理由というのが、不自然さが全くないし、むしろこれこそが、ゲームのほうで宝塔を無くした真実の理由なのでは、と思ったりします。
思いが通じ合ってからのネチョ描写もよかったです。ああ、本当に両者、好き合っているんだなぁ、というのが伝わってきます。
ネチョ内容も興奮します。
1つ残念なのが、ネチョが終わったあと、話のほうもそこで終わってしまったこと。
いきなり終わってしまったように感じました。
後日譚のほんの少しでも入れるとか、もうちょっと、余韻みたいなのがほしかったですね。
改めてきちんと読み直して、読んでよかった!とひしひしと感じる良い作品でした。
by tohotoho2 | 2010-08-27 07:49