紅魔城伝説外伝 博麗霊夢と八雲藍の身体が入れ替わった!!   

2010年 11月 29日

注意!
この話は同人ゲーム「紅魔城伝説」の設定をヒントに、私の中で勝手に妄想を働かせて書いたものです。
この話は「Frontier Aja」様の「紅魔城伝説」の二次創作作品というわけではありません。





紅魔城伝説外伝
博麗霊夢と八雲藍の身体が入れ替わった!!





かつて紅魔城の主・吸血鬼のレミリア=スカーレットは世界を闇に閉ざし、人間界を征服しようとしていた。
ヴァンパイアハンターの博麗霊夢はトレジャーハンターの霧雨魔理沙と手を組み、一緒に紅魔城へと乗り込む。
迎え撃つレミリア配下の紅美鈴、小悪魔、パチュリー=ノーレッジ、十六夜咲夜。
しかし霊夢と魔理沙のコンビはこれらを全て打倒し、そして死闘の末、レミリア=スカーレットを退治するに至った。


それから数年の時が経ち。
かつてレミリアの腹心の部下だった十六夜咲夜は、自分の主を復活させる方法を探して、世界を飛び回っていた。

一方、そのレミリアを見事退治してみせた博麗霊夢は、霧雨魔理沙と別れ、また新たな悪を求めて放浪の旅に出ていた。
そして霊夢のヴァンパイアハンターとしての勘が、新たな悪を捉えた。

謎の妖怪・八雲紫がレミリア以上の化け物・邪神をこの世の復活させようとしていた。
博麗霊夢はすぐに八雲紫の居城に侵入する。
待ち構えていたのは、八雲紫の部下・八雲藍。九尾の狐である藍はかつてのレミリアに匹敵するほどの強大な力を持っていたが、この数年の間に霊夢も力を増していた。戦い自体は霊夢が優勢に押していたが、藍に持久戦に持ち込まれたため、霊力を大量に消費してしまっていた。

「ぎゃあああああっっっ!」

霊夢の愛用の鞭が藍の身体をズタズタに引き裂く。ついに霊夢は藍にとどめを刺した。

「くっ……予定外だわ、こんな大量に霊力を使ってしまうなんて。これじゃ八雲紫ってやつを倒しきれないかも……」

肩で息をしていた霊夢は立ち上がり、城の奥深くへと進もうとした。
そこへ。

「私の藍がやられるとはね。さすがは噂のヴァンパイアハンター、博麗霊夢ね」

紫のドレスに身を包んだ妖艶な女性が闇の中からにじみ出すように現れた。

「あんたがここの親玉ね。邪神なんて危険なもの、復活させるわけにはいかないわ!」
「あら、藍との戦いで力を消耗している貴女が、私に敵うかしら?」
「……やってみなきゃ、分からないわよ!」

霊夢の鞭が八雲紫の顔面へと飛ぶ。




戦いの決着がつくまでさほど時間はかからなかった。霊力が底を尽きかけていた今の霊夢は、強大な魔力を持つ八雲紫の敵ではなかった。
霊夢は紫の魔力で身体を拘束され、床に転がされている。

「くっ……お前など、霊力が回復すれば一撃よ!」
「ふふっ、そうねぇ、貴女が万全の状態できていたら、さすがの私も危なかったかもね。藍はいい仕事をしてくれたわ」

紫はハイヒールのかかとをカツカツと鳴らしながら、霊夢を通り過ぎ、瀕死の藍の元へ近づいた。

「藍、よくぞ博麗霊夢の力を削いでいてくれました」
「はぁ……はぁ……紫様、もったいなきお言葉……でももう、私は駄目なようです……」

藍は身体のあちこちから血を流している。死にはしないかもしれないが、大変な重傷だ。

「藍、あなたにはまだ私のために頑張ってもらわないといけないわ」
「紫様、しかし、私は……私の身体は……」
「大丈夫よ。あなたのために、もう新しい身体を用意しています」

紫の口が、三日月状にいやらしくつり上がる。

「あ、新しい……身体……ですか?」
「そうよ、それもとびっきり強い力を持った身体。あの吸血鬼レミリアを退治するほどの……ね」

「なっ、なにをする気よあなた達!まさか……とは思うけど……」

「そのまさかよ。ヴァンパイアハンター、博麗霊夢。貴女のその身体、私のために役立てさせてもらうわ」

紫が持っていた扇子を勢いよく振り上げると、霊夢は一瞬で気絶し、彼女の胸のあたりから光輝く光球のようなものが浮かび上がってきた。

その光球は一直線に藍の元へと飛び、藍の胸の中に沈み込むように消えていった。
そして藍の胸から、新たに黒い光球が飛び出し、霊夢の元へと飛んで、霊夢の胸の中に沈み込んでいった。

「ふふ、終わったわ。さあ藍、目覚めなさい」

紫は魔力で作っていた霊夢の拘束を解いた。

「う……ん」

気絶していた霊夢は目を覚まし、ゆっくりと立ち上がる。

「ゆ……紫様、いったいなにが……」

「自分の身体をよく見てみなさい、藍」

霊夢は自分の身体を見下ろしてみた。

「!!こ、これは……博麗霊夢の身体!!紫様、まさか私と霊夢の身体を……」
「そう、入れ替えたの。霊夢の魂を藍の身体に、藍の魂を霊夢の身体に」
「そ、それでは霊夢は……」

「うぎゃああああああああ!」

部屋の中に藍の悲鳴が響き渡った。

「い……痛い!体中が痛い!なにこれ……どうして私の身体がこんなに傷ついているの……」

藍は床をゴロゴロと転がって痛みに耐えている。

「ふふふ、こういうことよ霊夢」

紫は、隣に立つ霊夢を指し示す。

「!!わ、私が居る!?まさか、か、身体を入れ替えたというの……!?」

「そんなに傷ついた身体ではもう何もできないわね、安心しなさい、命までは取らないわ。でも、地下牢に一生入っていてもらうぐらいのことはしてもらおうかしら。私の可愛い藍の身体を傷つけた罰としてね」
「うっ……くっ……うああああああ!」

瀕死の藍の身体にされてしまった霊夢は紫の居城の地下牢に閉じ込められてしまった。



「夢想封印!」

霊夢の身体から放たれた七色の光の玉が目標に命中し、爆発した。

「藍、いえ、もう博麗霊夢だったわね。霊夢、その身体にももうだいぶ慣れてきたみたいね」
「紫様。はい、このとおり霊力もほぼコントロールできるようになりました」
「邪神復活のために、あなたにはまだまだ働いてもらわないといけないわ。その博麗霊夢の身体を、完璧に使いこなせるようにしておきなさい」
「ははっ、紫様!」

霊夢は膝をつき、主・八雲紫に頭をさげて恭しく礼をした。




完。



後書き。



同人ゲーム
「紅魔城伝説II 妖幻の鎮魂歌(ストレンジャーズ・レクイエム)」について。


Frontier Aja(フロンティアエイジャ)

製作元のサークルのHPはこちら。



「紅魔城伝説II 妖幻の鎮魂歌」では前作主人公の霊夢が敵になっています。で、パッケージイラストを見ていると、霊夢が八雲紫の操り人形になっているような、そんな風にも見えます。
紅魔城伝説IIには八雲藍も出てくる。ならば、藍と霊夢を入れ替わらせて、霊夢の身体を藍が使っているから、あのようなパッケージイラストになったに違いない!と妄想して、こんな話を書いてみました。
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by tohotoho2 | 2010-11-29 08:05 | 東方入れ替わり小説

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