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東方夜伽話 作品集30 「Frol」様 『緑眼に響け、山彦の想い』   

2011年 04月 30日

東方夜伽話の感想。


作品集30
『緑眼に響け、山彦の想い』
作者「Frol」様



水橋パルスィ、幽谷響子がメイン。



感想は下↓に。











感想。

「おてんば氷精と芳しく香る死体」では神霊廟から宮古芳香を夜伽に初登場させ、今度は神霊廟から響子を初登場させた!
うおお、凄い。一人で、神霊廟新キャラ二人を初めて使ってSSを書いてみせた!うーん、やっぱり「初めて」を実行できるのってかっこいいと思う。尊敬します。


話のほうは、地底在住のパルスィと、命蓮寺住み込み?の響子という、普通に考えると組み合わせづらそうなカップリングという、これまたチャレンジ精神旺盛な内容。
後ろ向きな感情まっしぐらなパルスィと、ひたすら奉仕精神で臨む響子、なかなかいい感じの交流になっていると思います。

難を言うと……最初の、勇儀がパルスィにお使い頼むシーン。勇儀、完全にパルスィを脅して言うことをきかせていますよね。本当に、ただただ力ずくで言うことをきかせているので、かなり印象悪いです。せめて18禁ものらしく、性の快楽におぼれさせて、それで言うこと聞いてもらう……というのならまだ納得がいくのですが。
「力」はたしかに勇儀の象徴的なものだけど、だからって力だけで言うことをきかせるというのは、ちょっと強引すぎ。
パルスィを地上に行かせるために、なにか強力な理由が欲しかったのだと思うけど、もうちょっと自然にしてほしかったなぁ。地霊殿の異変後、地底と地上の交流もそこそこ再開されたと思うし、普通にパルスィが地上に遊びに行く、とかでもよかった気が。

あとは、響子が今日初めて会ったパルスィに対して、あそこまでしてしまうのは、ちょっと都合が良すぎる気が。まぁ、響子はかなり素直な性格みたいだし、誰かのために役立ちたい、という思いはしっかり伝わってくるのだけど……ちょっと、初対面の相手にあそこまでするのは、やりすぎのような。
でもそうしないと話が始まらないし、これはこれで展開が早いから、純粋にエロだけを楽しむ分には、このスピード展開は良いと思います。

響子、処女だったことに驚き。パルスィも言っていたけど、相手のそういう欲求も受け入れてしまっているぐらいだから、何度もそういう経験があるのかと思っていました。
んー、でも生娘の処女貫通シーンは、良いなぁと鬼畜なことも思ってしまったり。

響子は……パルスィに対して一目惚れなのかー。だとしたら、あそこまでの奉仕も、けっこう納得がいったり。目が綺麗……というのは、けっこう普通に納得できる理由です。

エッチシーンは、なかなかに実用に使えて、良いのだけど、喘ぎ声がちょっと惜しい感じ。ちょっと長すぎて、説明口調になっているものもあるので、もうちょっと短く区切ってほしい。あと、もうちょっと自然に、身体の中から絞り出すような感じだと、なお良いかも。このへんは私の好みの問題もありますが。

ちょいすれ違いみたいな感じのラストで、もの悲しい感じ。うーん、ぜひハッピーエンドになってほしいなぁ、とか思ってしまったり。あと2~3回会って、またヤッたりしたら、けっこう二人、両思いになるんじゃないかな、とか単純に思ったり。

新キャラということでまだまだ書きにくいであろう響子を出演させ、妬み属性持ちのパルスィもしっかり個性が出ていて、エロいところはエロく、二人の切ない恋物語も描いていて、すっきりほどよい長さながら楽しめました!

by tohotoho2 | 2011-04-30 20:37

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