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西行寺幽々子が魂魄妖夢の身体を乗っ取った!!   

2012年 01月 05日

東方妖々夢外伝
西行寺幽々子が魂魄妖夢の身体を乗っ取った!!




「ちょっと、幽々子様、なに正月から寝ぼけているんですか、うわ、ちょっと……」

新年早々から妖夢は焦っていた。珍しくお酒に酔った幽々子が絡んできたからである。せっかく着付けた着物も乱れに乱れている。

「ん~、妖夢~~おいしい……」
「ちょっと、私は食べ物じゃありませんってば……う、あ」

妖夢の身体に抱きついていた幽々子が、不意に妖夢の身体にめりこんだ。その身体は半透明になり、妖夢の身体に重なっていく。

「ゆ……ゆゆこさま……」

そう言って妖夢は白玉楼の畳の上に倒れた。
幽々子だったものは消え、パサリと音がして幽々子が着ていた正月用の着物だけが残った。

数十分ほどして、妖夢は目覚めた。

「あ~、だいぶ酔っぱらっちゃっていたわ~、妖夢、お水ちょうだい~」

あたりを見回す妖夢。まわりには幽々子が着ていた着物だけがある。

「あら、私いつの間に着物脱いだのかしら。でも私、今服着てるわね」

妖夢はそういうと自分の服を見る。

「あら、これは妖夢の服?そういえばなんだか声も妖夢みたいね~」

妖夢は部屋の隅にあった鏡をのぞきこむ。

「あら、妖夢。あらあら、酔っていた間に、身体を乗っ取っちゃったのね」

妖夢は、いや妖夢に憑依した幽々子はすぐに事態を理解した。

「ふふ、面白そうだから、しばらくこのまま妖夢の身体借りちゃおうかしら」

妖夢は今着ていた普段着を脱ぎ、幽々子の正月用の着物を拾って身につけた。着物にはまだ幽々子の体温が残っていて、ほんのり温かかった。




「すみませーん、妖夢いますか?」

そこへ、白玉楼の入り口のほうから声が聞こえた。

「はいはーい、今行きますわ」

幽々子はそれが鈴仙・優曇華院・イナバの声だと気づいた。
鈴仙は妖夢の恋人だ。そういえば今日逢う約束していたような。

「ちょっとだけ……いいわよね、妖夢の恋の相手、私ももっとよく知りたいし」


「明けましておめでとう、妖夢」
「明けましておめでとう、鈴仙。来てくれてありがとう」
門の前で挨拶する二人。

「着物着てるんだ、似合ってるわそれ」
「あ、ありがとう」

(本当はちょっとだけ大人っぽすぎる気がするけど。でも今日の妖夢は妙に色気あって、似合っているのよね。そういえばあの着物って去年幽々子さんが着ていたような。借りたのかな)
鈴仙はそんなことを思っていた。


妖夢の部屋に案内される鈴仙。
ふすまを閉めるなり、妖夢は鈴仙に抱きつき、キスをした。

「ん、ん~……ん」

(どうしたのかしら、今日の妖夢、ちょっと大胆……)
(うふふ、やっぱり若い子っていいわぁ。このまま妖夢の身体でいただいちゃおうかしら)







落書き

ニコニコ静画の「初見習い」様のこの東方絵の

>みょんの体にゆゆ様が乗り移ったとしか…豊胸たるるん

というコメントを見て滾ったので書いてみました。

by tohotoho2 | 2012-01-05 06:26 | 東方入れ替わり小説

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