東方紅魔郷対東方地霊殿外伝 フランドール・スカーレットと古明地こいしの身体が入れ替わった!!
2010年 11月 13日
フランドール・スカーレットと古明地こいしの身体が入れ替わった!!
ここ、地底の旧都の外れ、高台にそびえる洋風の建物・地霊殿。
ここでは古明地さとりと古明地こいしが、二人の大勢のペットと一緒に暮らしていた。
そんな、ある夕食の時間。
「ただいま~お姉ちゃん」
玄関から声がしたので、さとりは夕食の支度をもう一人分増やすことにした。
古明地姉妹の妹・こいしはフラフラとどこかに行ってしまう放浪癖があったので、食事はいつも一緒にとらないことが多い。
「こいし、あなたにしては珍しく時間通りに帰ってきましたね。家族なんだし、これからも時間通りに帰ってきて……」
さとりは食事の用意をしつつ、声だけでこいしに話しかける。
「お姉ちゃんお腹空いたー、私、なんだか血が飲みたいんだけど」
「血って、なに吸血鬼みたいなこと言ってるの。それにこいし、ちょっと声が変ね、風邪でもひいてるの?」
さとりが食事を用意する手を休めてこいしのほうを振り向くと……
そこには七色の羽を持つ吸血鬼・フランドール・スカーレットがいた。
「え、ええっ!?どちら様!?」
「やだなぁお姉ちゃん、私だよ、こいし」
「こいし!?どうしたのその姿は!?」
フランドールは今気づいた、という風に自分の身体を見てみた。
「あ……今日地上に行って紅魔館の地下でフランドールって子と会って友だちになったんだけど……無意識のうちに身体を入れ替えちゃってたみたい」
てへ、とフランは可愛く舌を出しウインクしてみせた。
「てへ、じゃありませんーーー!!なに考えてるんですかこいしーーーーーーーっ!!」
地霊殿にさとりの絶叫が響き渡っていた。
by tohotoho2 | 2010-11-13 08:05 | 東方入れ替わり小説