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東方夜伽話 作品集26 「五木降 ニバル」様 『フランちゃんが咲夜さんに理屈っぽく嫉妬するお話』   

2011年 06月 12日

東方夜伽話の感想。

作品集26
『フランちゃんが咲夜さんに理屈っぽく嫉妬するお話』
作者「五木降 ニバル」様



フランドール・スカーレットとオリキャラ男性がメイン。


感想は下↓に。










感想。


うわああああああああ!なんというバッドエンド。
日記形式、というあたりからして、バッドエンドの匂いがプンプンしていたけど……まさにその通りな展開でした。
執事の少年、完全に死んでしまうのかなと思ったら、かろうじて生きてはいる……のかな。後遺症は残るだろう、とかあったけど。

途中まではいい話だったのに。周りの者から煙たがられていたフランが、執事の少年に言われて日記をつけることでだんだんと精神的に成長していく……というハートフルなストーリーだったのに何故こうなった。執事と咲夜が両思い、という時点でフランの恋は適わないことは分かっていたけど……うーん、なんとか回避できなかったのかなー。

単にフランが嫉妬により心が壊れていくのではなくて、複数の人格?みたいなのが出来て、実際に体も分身して里で破壊活動を行ってしまう、というあたりが「フォーオブアカインド」のスペルを持つフランの能力を活かしていて、独自性があって良いと思う。
フォーオブアカインドで分身が増えるのを、「多重人格」として表現しているのが、本当に斬新。日記の中で複数の人格がやりとりしているあたりがとても怖い。

エッチシーン、本当に短い。夜伽じゃなくてもいいんじゃ?というぐらいに短い。処女膜破るだけじゃなくて膣まで破ってしまうとは、痛そう。


しかし、これだけの事件があったにも関わらず、レミリアやパチュリーと一緒に日記を読んでいるときの咲夜が、えらく普通すぎてちょっと違和感。自身もフランに殺されそうになって、自分の想い人は重体になっていて、そんな深刻な事態にも関わらず、おっぱいとかいろいろ冗談とか言っているあたり、ずいぶん緊張感ないなぁと思ってしまう。



最後の、日記の中で皆に謝っているフランの独白が読んでいて胸に突き刺さる。悲しいなぁ。あっさり死ぬとかより、いつ目覚めるかも分からないような眠りにつかされてしまうほうが、なんかこう、胸に迫るものがある。

理屈シリーズ、前二作までは甘甘なストーリーだったのに、一気にシリアスへ。これは理屈シリーズの、正史なのかな?後の続編で、なんとか救いのある方向にもっていってほしいなぁ。

by tohotoho2 | 2011-06-12 18:14

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