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コミックマーケット80 「徒歩二分」様 『お友だちができました』   

2011年 08月 17日

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『お友だちができました』
コミックマーケット80
「徒歩二分」様


徒歩二分

「徒歩二分」様のブログはこちら。



同人誌の感想は下へ↓。











感想。

あらすじ。

「嫉妬」を操る妖怪・水橋パルスィに興味を持った東風谷早苗は地底に行き、パルスィと弾幕勝負を行う。早苗はパルスィが自分が思っていたような妖怪ではなかったため落胆する。しかしその後、交流を重ねていくうちに早苗はパルスィが「守矢の巫女」としてではなく個人として接してくれていることに気づき、パルスィもまた親身に何度も自分の元を訪れてきてくれていることに気づく。二人はいつしか固い友情で結ばれていた。
その頃、地上では「嫉妬」の念に駆られた人妖が、親しい者たちを襲い、殺してしまう異変が起きていた。異変は幻想郷全土に蔓延し、既に取り返しの付かないところまで来ていた。この異変が早苗とパルスィの交流にあることをつきとめた八雲紫は、上白沢慧音に頼んで、異変があったときの歴史をなかったことにしてもらった。
こうして、早苗とパルスィの友情・交流は無かったことにされた。しかし早苗とパルスィはこれまでの交流をしっかり覚えていた。早苗は憤りながらも現実を受け止め、それでもパルスィとの間にたしかにあった友情を信じる。一方、パルスィは「都合の悪いこと」は無かったことにされる、幻想郷という世界の負の面に対して敵意を剥き出しにしていた。

というお話。

んー、なんか込み入った話だなぁ。分かりにくい話はあまり好きではないです。
表紙だけ見るとギャグ調な感じですが、実際はほぼ全編シリアス。シリアスらしいのは、メロン通販ページの説明文にところに書いてあったので知っていましたが。

早苗とパルスィという珍しいカップリング、そして徒歩二分様という好きな作家様、ということで買ってみましたが、うーん、ちょっとイマイチかも。
素直にハッピーエンドじゃないのも、あまり私好みではない。普通に、早苗とパルスィの交流部分だけ見たかったかなぁ。

今までの徒歩二分様の同人誌に出てきた早苗は、神奈子様一筋、わりと真面目で、よくある二次創作の早苗とはちょっと違っていたから好きだったのだけど、この本の早苗はわりとはっちゃけていて常識に囚われていない感じで、二次創作でよくみかける早苗になっちゃっているのもちょっと残念なところかも。
でもパルスィがわりと生真面目な性格だから、バランスととる意味で、早苗のほうをはっちゃけた性格にしたのかも。

あと、早苗とパルスィが会話しているだけで、幻想郷中に「嫉妬」の感情があふれかえる、というのもよく分からない。なんでそうなるの?パルスィの能力ってそんな風に発動するものなの?

早苗がパルスィに「外の世界での、本当の嫉妬というもの」について説明しているシーンも、早苗が話している話の内容がよく分からないので、読んでいる身としてはいまいちついていけていない。

最終ページのパルスィのセリフとか、だいたい言いたいこと(テーマ)は分かるのだけど、いかんせん、全体的にこう、分かりにくい。

足繁くパルスィの元に通う早苗とか、かなり良いシーンはあるのだけれど。

by tohotoho2 | 2011-08-17 20:52 | 東方同人誌

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