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東方夜伽話 作品集33 「野田文七」様 『ヒメゴトニャンニャン』   

2011年 11月 08日

東方夜伽話の感想。


作品集33
『ヒメゴトニャンニャン』
作者「野田文七」様




霍青娥、オリジナル男がメイン。



感想は下↓に。












感想。

ツイッターでとある方がこの作品を褒めていたので、興味を持って見てみました。あと神霊廟では青娥が好きキャラなので、青娥が出てくる話となればできるだけ見たいと思って見ました。

野田文七様……初めて知る方です。
作者検索してみると……既に過去にたくさん書かれていますね。タイトルだけ見ると、秘封倶楽部が多い印象。


青娥の黒ーーーい部分がたっぷり出ていて、しかもエロい!これはハマりました。久しぶりに、同じ作品を何度も読み返すということをしました。

最初は男(平太)中心で、平太が妖怪化したあたりからだんだん青娥中心で話が進んでいく、という展開がいいですね。
平太が、適度にダメダメ男で、なんだか感情移入しやすいです。

>三十越えた何の能もないオッサン
うぐっ、まさに今35歳の私にこの言葉はグサリと突き刺さります。自分のこと言われているみたいだ……

ダメダメ男の平太にかいがいしく尽くしてくれる青娥。こう、男の願望を具現化したような女性、という感じで、すごく欲情してしまいます。

平太がだんだん妖怪化していく様がすごくグロテスク。最後は頭だけみたいな姿になって、あんまり絵で想像したくないなぁ。

青娥におしっこかける平太。えらく唐突に出てきた、おしっこかけプレイ。なんだろう、これは作者様の趣味なのかな。おしっこかけは、対象を征服した、という感じが出ていいですね。

お燐登場。お燐は死体絡みで、青娥の部下の芳香と絡むのはよく見るけど、青娥とお燐が絡む、というのは珍しいなぁ。でも絡み方も実に自然で、出会ったらこんな感じになりそう、と思わせてくれます。

ナズーリン、白蓮も登場。さすがに肉体派の白蓮と正面からやり合うのは難しい様子。

>「フヒャァーァァッッハァァァァァアアアアアッッ! 騙されたねえ頭に血が昇って昇って。今日のところはこれくらいで勘弁しといてやるよ破戒比丘尼!」
今回一番印象に残った台詞。
言葉遣い荒い青娥!うおー新鮮だ!普段丁寧な言葉遣いの女性が、ここぞという時、本音を言うような場合で言葉遣いが荒くなるって好きだなぁ。
「フヒャァーーーハァァァァアア!!」なんて笑い声あげる青娥はたぶんこの作品でしか見られないだろうなぁ。
今日のところは……って、その台詞はすごく負け犬くさい台詞です、青娥様。
破戒比丘尼……なんて読むの?はかいひ……?破戒僧(はかいそう)というのは聞いたことあるけど、それの女性版かな?
「悪の大王」とか、白蓮相手に正面きってケンカ売る青娥が素敵すぎて惚れそうです。二次創作でも、「白蓮に喧嘩売る」ようなキャラってまず見ないので、なんだかこの青娥さんはすごく応援したいです。


>姐さんは自分たち側のひとだ、と思わせるところが、姐さんなんだなぁ、と思っただけです
白蓮を表す台詞として、この部分はすごく印象に残りました。


ラストの神子と青娥の絡み。
せいみこが好きなので、ここで神子と青娥の絡みが出てきたときはひゃっほう!と喜びました。
青娥に対しての、実にクールな対応の神子。うおー、これは青娥も惚れるわ。
交わりすぎて、裸なんて見慣れているだろうから、趣向を凝らして服越しに迫る、という気遣いを見せる青娥。
そんな青娥に対して、青娥の身体は素敵だから、千年経っても飽きることはない、と返す神子。このやりとりいいなぁ。こういう、女性への褒め方、憧れます。
直接本番行為をしているわけではなく、桃をねぶり合ったり、唇合わせる程度のことしかしていないけど、逆にそこがエロい。
ここで話が終わっているのも、余韻が感じられていいなぁ。


何度読んでも楽しめる……興奮できる!青娥で抜ける!せいみこにハマれる!読んでよかった。これからもまだまだ読みます!

by tohotoho2 | 2011-11-08 21:47

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